2010年5月22日土曜日

スイング・ジャーナル休刊

二、三日前の朝刊に小さな記事。見出しは「スイングジャーナル休刊へ」。
へー、っと思い記事を一読すると昨今の売り上げ落ち込み、
広告主の減少が休刊に至る経緯という。
さもありなん。自分も書店で手に取りはするが、この十数年購入したことがない。
しかしまあ、休刊ともなると買っといてあげなきゃ、ってのが人情か。
今日、六月号を買ってしまった。来月発売の七月号で休刊だそうな。
しかしページをめくって見ると、
登場するミュージシャンの顔ぶれは最新?とはいえ
自分がJAZZかぶれになった中学生当時の紙面と
余りにも雰囲気が変わらないので失笑した。
十三、四歳の中学生が生意気にもこんな雑誌を貪るように読んで
NHK FMの日曜日午後のJAZZ番組を聴いては
マイルスだ、コルトレーンだ云々とひとり悦に入っていたのだ。
SJ誌や漫画雑誌は、子供の頃に遊んだ様々な玩具とともに
ウチの寺の改築のドサクサに紛れて、廃棄処分されてしまった。
今思うと、勿体ないことをしたものだ。

まあ最近は、他のジャンルでもそうだが
いわゆるJAZZ評論に殆ど興味がないのが正直なところ。
サックス吹き始めて気が付くことだが、
プロに対して技術的なことを評論家が云々するのは
おこがましいように思う。
プロなら上手くて当たり前、
その日のコンディションの善し悪しに関わらず
目の前の聴衆を音楽の洪水の中で心地よくさせ
時に”凄い!”と言わせるのが彼らの使命であろう。

だいたい、音楽にせよ絵画にせよ、
僕は食べ物と同じと思う。
個人個人に好き嫌いが有ってあたりまえ、
アレルギーがあっても当たり前ではないか。
世間で名のある某氏が「これは素晴らしい」といって
持ち上げようが、判断するのはそれを食する個人である。
それを美味しいと判断するか、どう感じるかが感性ってものだろう。

スイングジャーナルは、もうとっくに僕の中では役割が終わっている。
僕をJAZZという得体の知れない魔物に導いてくれたジャーナルよ、
有り難う。

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