久々の投稿です。
さて、十一月は一日から三日まで仕事で山口市、
そして二十四日から二十五日はプライベートで京都へ行っておりました。
山口へは雪舟庭で有名な常栄寺での法要出席のため、
わが師大井際断老師のお伴で伺ったのですが、
一日から二日は地元の湯田温泉でゆっくりと保養させて頂きました。
二日目、宿泊先の目の前にある中原中也記念館へ。
七月に山口を訪問した際に見つけ、やっと今回念願かなった次第。
展観されていたのは中也の原稿など。
僕は中也の生原稿初めて見たのですが、几帳面な字に
いささか驚かされたものです。
彼の詩作の緻密さ、人柄の滲み出た字でした。
京都では大学時代の先輩と先斗町の料理屋さんで会食。
学生時代からのなじみの店で美味しい肴で熱燗。
先輩は東福寺本山の要職にあって、この紅葉の時期は大忙し。
なので、今回は私メが京都へ出向いての早め忘年会となった次第。
先輩との二次会は、やはり先斗町の寿司屋さん。
かっぱ寿司、といっても回らない寿司屋さんでしたが、
美味しかったです。
先輩は電車乗って先にお帰りになったので、
自分は寝酒をもう一杯、と寺町三条にあるご贔屓の店へ。
京都サンボア。ここへ初めて足を踏み入れたのはもう四半世紀以上前か。
当時のマスターにマティーニの飲み方を教えて頂いたのは
忘れられませんねえ。
ここはBGMなし、火を使ったおつまみ無し、四人以上の団体お断りのお店。
今のマスターは息子さん。
僕はウィスキーを一杯注文して、ボーッとしてました。
「今日は余り酔ってられませんね」
え?だいぶ飲んじゃったんだけど・・・・
なんて話してたら、隣に座ったお客さんがギムレットをご注文。
つられて僕も思い出のマティーニを注文。
これがトドメとなって、泥酔。
どうやってホテルまで戻ったのやら・・・・
そういえば ”Lush Life” って、こんな歌詞だったかな?
なんて二日酔いの頭で思ったりして。
全く、女っ気&音楽とは縁のない京都の一夜でしたとさ。