2009年6月24日水曜日

愛聴盤(その3)


僕の大好きなドラマー、森山威男さんのCDです。これは、1990年12月名古屋市のラヴリーでの録音。
パーソネルは、森山威男(ds)、井上淑彦(ts、ss)、板橋文夫(p)、望月英明(b)。
曲目は、①Sunrise、②Watarase、③Exchange、④Hush-A-Bye、、⑤Goodbye。
どの曲もすばらしい、カッコイイの言葉に尽きますが、②は確か板橋文夫氏の書いた曲だったかな。ここで聴ける井上淑彦氏のソプラノ・サックスは、名演です。ああ、ラストの⑤は、浅川マキさんの歌でも知られてますね。(って、知る人ぞ知るか・・・・)。

僕は、もう二十数年前ですが、京都での学生時代、森山カルテットのライヴを二回聴いてます。二回とも会場は三条河原町に今も健在の老舗ブルー・ノート(ニューヨークのブルーノートとは無関係)。ここは店内にミュージシャンの控室がなくて、休憩時間になるとメンバー全員店外に出て煙草吸ってましたね。
一度目はサックスが国安良夫さんだったかな?他のメンバーはこのCDと同じ。演奏されたのは、本CD収録曲や「Smile」など。その夜、森山さんのドラミングはじめ、凄まじい音の洪水をひとり浴びて大興奮した僕は、行きつけのジャズ・スナック”ろくでなし”に駆け込んで、マスターにライヴ・リポート(?)を喋りまくったのでした。
二度目体験のライヴ、森山カルテットは板橋文夫氏が抜け、井上淑彦さん(ts、ss)、榎本秀一さん(ts、ss)のサックス二本編成。従ってピアノレス。この時の演奏も凄かったなあ。

浜松の某ジャズ・スポットで「森山カルテット呼んでよ」なんて、お髭マスター(中学の後輩)に言って見たことがあります。彼曰く、「先輩みたいにコアな客だけで客席一杯になると思う?」だって・・・・トホホ。名古屋まで出かけて行くかあ。

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2009年6月18日木曜日

愛聴盤(その2)


ここんとこ多忙を理由に書き込み怠けてました。再開には、やはり愛聴盤ネタ。
またまた、コルトレーンかよ?って声も有るでしょうけど、これもアナログ盤からの愛聴盤、バラードと同時期の録音ですが、コルトレーンをバックにしたジョニー・ハートマンの歌声、最高です。ハスキーながらも音域の広い彼の歌声、それに寄り添うようなコルトレーンのバッキング。歌に添ったオブリガードは、このカルテットの真骨頂でしょう。トレーンは、ソロともなると各楽曲に合わせたアドリブを聴かせます。歌伴におけるマッコイ・タイナーのピアノも実に繊細で良いですね。
実は、私メは愛車運転中にはiPodに入れた曲を流してますが、このCDのナンバーが流れるとついついハートマンの歌声に合わせて歌ってしまいます。その気持ちの良いこと!!!信号待ちしてると向こう側の車両のドライバーが怪訝な顔してることが有りますけど・・・・・
楽器をやる人間は、バラードなど演奏するとき必ず歌詞を理解してなければ駄目と聞いたことがありますが、このCDなんか聴くとよく分かりますねえ。